- はじめに
- 宅建マイスターは宅建マイスター・フェローへの認定に繋がる
- 「宅建マイスター」とは
- 「宅建マイスター」として求められる能力には
- 「宅建マイスター」になるには、認定試験に合格すること
- 合格した場合のメリット
- まとめ
はじめに
宅建マイスター・フェロー
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宅建マイスター
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宅地建物取引士
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宅建アソシエイト
「宅建」に関する資格については、宅建マイスター・フェローを頂点として、階層的な仕組みが不動産流通推進センターによって用意されています。
複雑で高度な知識を必要とする不動産取引においては、宅建業に従事する専門家としての継続的な自己研鑽が欠かせません。
継続的な自己教育を推進するための資格制度です。
宅建マイスターは宅建マイスター・フェローへの認定に繋がる
宅建マイスターになってから、宅建マイスターメンバーズクラブを3年間継続利用した上で、論文提出等の一定の要件を満たすと「フェロー」として認定されます。
フェローとして認定された方々の論文は不動産の高齢者問題、民法改正の瑕疵担保責任、生産緑地といった、どれも現在の不動産状況の問題点や解決の方向性をご自身の豊富な経験に基づいて専門的に書かれているものばかりでした。
不動産の専門家としての知識や経験が認定される資格として、高い評価を得られるものではないでしょうか。
「宅建マイスター」とは
一般消費者が宅地建物の売買を安心して取引するためには、宅地建物取引士であることはもちろんのこと、さらにより高度な能力を持つ資格者が求められます。
いわゆる上級宅地建物取引士です。
不動産流通推進センターが2014年に宅地建物取引の高度な専門家としての「宅建マイスター」を認定する制度を創設し、現在はすでに500名を超える方々が認定されています。
「宅建マイスター」として求められる能力には
*表面上のことだけではなく、内在するリスクを想定することにできる論理的思考力
*リスクに関してトラブルにつながる可能性があるのかどうかを見極める考察力
*顧客の立場に立って様々なリスクをわかりやすく説明し、納得を得られるような説明力
以上のような能力を高めることにより顧客の安心・安全な取引を実現します。
「宅建マイスター」になるには、認定試験に合格すること
(ア)認定試験の受験資格
A 宅地建物取引士証を取得した後、5年以上の実務経験があること。
B 実務経験は5年未満の場合、不動産流通推進センターが実施する「不動産流通実務検定“スコア”」(注1)で600点以上を得点していること。
(イ)試験日:2022年1月26日(水)10:30~12:00
(ウ)試験地:東京、大阪
(エ)受験料:13,000円(税込)
(オ)試験内容:【記述式試験】売買契約、重要事項説明
(注1)「不動産流通実務検定“スコア”」とは、ステップアップのためのツールで現時点での不動産知識の実力が判定されます。インターネットを通しての試験で150分、100問(1000点満点)となっています。費用は5,000円です。
合格した場合のメリット
・上級宅建士としての能力を証明できる 。
・宅建マイスターメンバーズクラブに所属することが出来る。
《宅建マイスターメンバーズクラブとは、専用のwebサイトを利用することで最新の相談事例を閲覧したり勉強会に参加したりすることが出来るものです。》
まとめ
宅建に関する資格が段階的に設けられています。
不動産売買に関しては、あらゆる方面に渡る、幅広く深い知識が求められます。
このような専門的な知識を習得することは、消費者である顧客の取引における安心感を格段に高めることに繋がり、信頼を得ることが出来ると思います。
宅建に関する資格の制度は、不動産業界で働いている方々の自己研鑽の機会が提供されることでモチベーションを高めるとともに、ひいてはその資格が顧客の信頼を得ることに繋がります。
どの職業も同じですが、常に向上心を持って学ぶ姿勢は必要です。
不動産業については「宅建マイスター・フェロー」に繋がる資格制度が整備されているようなので、チャレンジしてみてはどうでしょうか。
詳細は下記のHPをご覧ください。
https://www.takken-as.jp/ 公益財団法人不動産流通推進センターより
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