はじめに
宅建試験は20万人以上が受験して合格者は約15%、3万人という試験です。
つまり不合格者は17万人もいるということです。
不合格者の人数のことを考えると大変な数だと思います。
試験の合格者がどのような学習をすることで合格したのかを知ることは有意義です。
それと同じぐらい、もの凄い数の不合格者の中で失敗を重ねた方がどのようにモチベーションを維持して学習を積み重ね、合格をしたのかを知ることも大切なことだと思います。
また、失敗した方による失敗の原因分析も参考になるのではないでしょうか。
「宅建に2年連続落ちた話」
ウォンバットさんのプロフィール
https://wombataki.com/takken-ochita-story/#rtoc-5
ウォンバットさんは2016年、2017年と不合格でしたが、2018年に5問免除を受講して見事に合格した方です。
5問免除を適用されたので不動産業界の方だと思われます。
2年連続で不合格だった敗因を分析しておられました。
宅建試験の戦い方を知らなかったこと
はじめの年はテキストを読んで、マーカーでマークをすることばかりで勉強した気になっていたということです。
民法や法令上の制限といった、かなり難解な分野ばかりを勉強していたそうです。
独学にこだわっていた
独学という言葉の響きが何となくかっこ良かったので、という理由でした。
勉強時間が確保できていなかった
1年目は9月から、2年目は8月から始めたが間に合わなかったので、3年目は6月から開始をしたそうです。
初学者は300時間以上は必要と思われるので早くから始めた方が良いということでした。
メンタルが弱すぎた
2年目には落ちるのが嫌で、テスト3日前からは勉強をしなかったそうです。
3年目は予備校に通っていたので何とかなったようです。
最後に
宅建試験に合格するためにはたくさんの勉強時間が必要になるので、1回で合格できるように全力で取り組みましょうというメッセージがありました。
「10回以上宅建試験に落ち続けていた僕が合格出来た方法」
シリミオンさんのプロフィール
https://note.com/shirimion/n/n140227d6372b
シリミオンさんは不動産会社に勤務されており、その関係で宅建士資格が必要です。
新卒の時から受験されていたのですが家庭のこともあったりで、なかなか合格しなかったようですが、10回目の試験で見事に合格されました。
合格できた原因の勉強方法を3点記しておられます。
勉強するポイントを絞る
試験内容の分野をランク分けされています。ちなみに( )の点は得点目標です。
Aランク(30点)…宅建業法(20点)、5問免除(5点)、法令上の制限(5点)
Bランク(5点)…国税(1点)、地価公示法か不動産鑑定評価(1点)、借地借家法(2点)区分所有法(1点)
Cランク…都市計画法(2点)、建築基準法(2点)、相続、不動産取得税、民法
以上のように分野を分けて、AとBのランクで35点取るという目標を立てられています。
民法はかなり幅広く学習しなければならない分野なので、それ以外の分野に注力されたようです。
勉強時間の確保
奥様とお子様が3人いて家事も分担しなければならない状況の中で、6月からは毎日3~4時間の学習時間を工夫して確保されました。
電車での通勤時間往復1時間、昼休み30分、仕事の後2時間という具合です。
ご家族の協力を得て、スキマ時間も活用して勉強時間を作り出しておられます。
時間は出来るものではなく、作るものとの強い意志が必要と記されていました。
モチベーションを絶やさない
仕事をしながら、家庭のこともありながら勉強をすることは大変であると想像されます。
勉強の意欲を持続するために資格を取る目的や将来のビジョンを思い返しながら乗り越えられたようです。
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