はじめに
昨年度に合格した方の合格体験記が、さまざまな宅建受験スクールのHPに紹介されています。
それらは自分のスクールをアピールするためのものであるとはいえ、学習をして合格された方の率直なお話の数々なので、これから宅建を受験されようとする方々にとっては大変参考になる情報です。
そうした宅建合格者のお話に素直に耳を傾け、参考にすることも大切だと思い、通学講座で合格した方のお話をまとめてみました。
合格者の声
TACで学んだ女性Tさん
・職場環境
家族で不動産業を営んでおり、自分も資格を取得して貢献したいという思いから受験して2回目で合格。TACの教室とWEB講座を受講したということです。
・学習時間
勉強時間は導入期~基礎期は平日4時間、休日5時間、直前期は平日5時間、休日6時間とありました。ただ、具体的に何か月ぐらいこの勉強時間を続けていたのかは分からないので、そこを書いていていただくと参考になったかなと思います。
・仕事との両立
この方は家族で不動産業を営んでいるようなので、ご家族の受験勉強に対する理解が十分に得られていたことでしょう。まったく不動産業と関係のないお仕事をされている方にとっては職場の理解を得ることは難しいのではないかと思います。
しかし頑張っているお母さんの姿を身近に見ているお子さんにとっては、とっても良い影響を与えるのではないでしょうか。
・学習方法
先生である講師の方とカリキュラムを信じて勉強したということです。テキストにマークをして書き込みをすることで自分なりのオリジナルテキストになっています。
暗記するのではなく、理解することを意識して学習しているということです。
せっかく覚えたことを忘れてしまい、心が折れてしまう時は講師に相談することができ、絶対合格するという強い意志を確認することが出来ました。
・メッセージ
9月以降の直前期に余裕を持って試験に臨むために、8月までの数か月を必死に勉強するとよいです。勉強は裏切りません。
LECで学んだ男性Iさん
・職場環境
物流業に従事されていて、直接、不動産業には関わっていなかったけれども、仕事の中で不動産に関する知識を獲得したいとの思いから宅建試験にチャレンジをしたということです。
どのように学習を進めるかについては、1回目は説明会を聞いて、2回目は講師の方の力強い言葉を信じて通学講座で学習することに決めました。
・学習方法
講義があっという間に終了してしまう感覚でとても有意義なものでした。仕事をしながらの学習に適応した学習構成であり、WEB講義も利用させてもらいました。
レベルの高い模試を受け、ひっかけ問題などに気づくことができる有効な対策を練ることが出来ました。
年齢のせいか、覚えたことをすぐに忘れてしまい苛立っていた時には、一緒に学んでいる人がいて励みになりました。
・メッセージ
集中して過去問に取り組みました。「受験勉強に近道はありません」という言葉を送ります。
合格体験記を読んで
TACで学習した女性は宅建受験に理解がある環境のようでした。それでも合格するまでは厳しい状況の中で頑張っておられたのではないでしょうか。TACでの学習を信じて、ついて行った結果が合格につながったと感じました。
LECで学習した男性は仕事上の問題意識から勉強を始めたようです。お仕事との両立は大変なものがあったと思いますが、関係する方々や家族の支えで乗り越えられたようです。一緒に学んでいた仲間の存在も大きかったようです。
まとめ
どちらの方もスクールに通って講義を受けていたようですが、そこでの勉強仲間との出会いがモチベーションを高めるうえで、大きな力となっています。
やはり合格までは長い道のりですし、気持ちの上でも不安との闘いがあります。その様な時に、同じ目標を持って頑張る仲間の存在は大きいと思います。
その意味でもスクールに通う意義があるのではないでしょうか。条件が許せば、通学講座で勉強するのは効果的です。
また、はじめはどのスクールや通信講座が良いのか、独学が良いのか、いろいろと迷いますが、これと決めたらそれを信じて取り組むことが大切だと思います。
「勉強は裏切らない」「受験勉強に近道はありません」という言葉がありましたが、資格試験にチャレンジするときに忘れてはならない言葉ではないでしょうか。