はじめに
ネットで「宅建受験」と検索すると「宅建士知識ゼロから、たった19日間で大逆転合格宅地建物取引士合格講座」というのがありました。
私などは約1年半かけて、2度受験して何とか合格を頂いたので、そんな短期間で全く知識が無いところから学習して本当に合格できるんだろうか、と思ってしまいました。
たぶん皆さん同じように感じているのではないでしょうか。
ネットに出ている短期合格者
よく読んでみるといろいろな国家資格を取得されてきた講師の方が実践されていた勉強方法のようで、誰にでも当てはまるものではないようです。
この講師の方は宅建知識はゼロであったかも分かりませんが、そのほかの民法をはじめとする法律知識は豊富であったと思います。
そうでなければたった19日間で合格できるとは思えません。
短期合格者:パソコンで学習
その講師の方の勉強方法は次のようなものでした。
紙での学習は効率が悪いので、とにかくパソコンで学習します。
テキストは1~2度しか読まず、問題集は1問1答式を利用します。
連続して3回は同じ問題を同じ日、同じ時刻に解くようにします。そのうち3回連続して正解できた問題は復習しません。
なぜ間違ったのかの理由を知ることが大切です。調べたことはテキストにコピペして、自分の言葉で捕捉分を加筆しておきます。
弱点個所もデータ化して分析します。
短期合格者の勉強方法についての感想:やっぱり紙と鉛筆
至極、真っ当な学習方法が書かれていると思いました。
ただ、私などは紙と鉛筆で書きなぐって学んできた世代なので、パソコンでの学習にはついていけません。
やはり、本とノートで学習しなければ、本当の意味で知識を定着することはできないと考えています。
しかし、パソコンか紙かは人それぞれではないでしょうか。
ただ1問1答式については、私はどうも馴染めませんでした。それよりも実践的な4択問題中心に学習した方がいいのではないかと思います。
問題を解いていて間違ったのであれば、なぜ間違ったのかを調べて考えることはとても大切なことです。
テキストの関連している所を見たり、ネットで検索してみたり、とにかくなぜ、どこが間違っているのかを自分で調べるとそれは必ず自分の知識として残るので、時間はかかるかもしれませんが有効な学習方法です。
急がば回れのことわざ通りだと思います。
まとめ
知識ゼロからたった19日間で合格できるのは、それなりに法律の学習を積み重ねていなければ難しいと思います。
宅建試験はそんなに生易しいものではありません。
本当の初学者は、やはり半年~1年はしっかりと学習しなければ、合格できる実力をつけることは出来ないと思います。
しかし短期合格した方が実際にいるのも事実なので、その方がどのような学習を行っていたかを知ることは大いに参考になるのではないでしょうか。
なぜ間違ったのかの理由を知るとか、自分の言葉で調べたことを記述するといったことです。
これはどんな資格試験勉強にも共通することです。学習を始めるに当たっての心構えという意味で大切なことを学ぶことが出来ました。