はじめに
現役で行政書士をされている方に話を聞かせていただこうと思い、たまたま近くで事務所を構えて開業している方に電話をしてみました。
田舎で立派な事務所を構えていることは珍しいので、一度お話を伺いたいと思ったからです。
事務所訪問
いきなり電話をしてしまいましたが留守電でした。
忙しいのだろうと思い、改めて連絡をしようと考えていたところ、わざわざ電話を返してくださったのです。
電話をかけていただき、時間を割いてくれたので、お詫びを言わなければならないと思い事務所を訪問しました。
訪問してすぐに帰ろうとしたのですが、思いがけず事務所に迎え入れていただきお話を伺うことが出来ました。
事務所の内部は立派なもので、パソコンが何台かあり棚には書類や関係の書籍がたくさん並んでいました。
ここで17年間にわたって営業しており、いろいろと苦労を重ねたということをお話しくださりました。
二八の法則
「行政書士は廃業も多いようですが・・・」と聞くと、なぜ廃業するのか分からない、ということでした。
どの世界でも二八の法則があって二割の人に仕事が集中して、忙しくしているものだということです。
一か月の間、車で5万キロメートルは走って仕事をしている。
今日も昼から書類を持って行かなければならない。
時には京都まで出かけていくこともある。
忙しいので、午後からは人に来てもらって手伝ってもらっている、とのことでした。
初めの頃は、わからないことは先輩の所に教えてもらいに行ったりして必死でやってきた、ともお話されていました。
何も分からず、一人で事務所を切り盛りする厳しい時代であったということが伺えるお話でした。
建設関係の事務手続きの書類は分厚い書類の束になっており、数式や図面も書かなければならないということです。
文字だけの書類であると思っていたので、意外に思いました。
仕事は四国4県から受託しているようで、広範囲に活動しているようです。
元教員の方も行政書士をやっていますよ、と仰っていました。開業して2年で年商1000万円の方も四国にはいますよ、ということです。
いろいろと短時間ではありましたが、この業界の厳しさや、やりがいを窺うことが出来ました。
おわりに
実際に開業して業務を遂行している方のお話を聞くことができて、とても参考になりました。
第一線でバリバリと仕事をこなしておられる方から、具体的で、仕事に対する厳しさややりがい、真摯な向き合い方など、示唆に富むお話を伺えました。
今後、行政書士として登録をして仕事をやってみようかと思えるお話で、大いに刺激を受けました。